Special Interview

「生き残れるデザイナとは?」デザイン集団Brandnewtodayジュン氏に聞く。

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デザイナの方々が転職する際にバリューアップにご利用いただけるよう、アシアル社とタイアップし教育コースをご用意いたしました。

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それでは、簡単にb2dについてお聞かせください。

Brandnewtoday(b2d)は、インターネットコンテンツの制作企画・運営管理を主要業務とし、グラフィックデザイン、Flashオーサリング、プログラミングを得意としています。現在メンバーは僕含めて5名。シェアオフィスという形をとっています。バジェットの管理と名義はマネージャの私。各案件の入口は各メンバそれぞれで、b2d名義でやるときに共有します。割合で言うとb2d名義8割、それ以外の一人で捌いてしまったほうがよいものが2割ぐらいかな。

Profile

ジュン

1996年にバンクーバーに渡り、1999年よりWeb制作の専門学校でWeb制作を学ぶ。修了後はバンクーバーのデザイン会社「cowie & fox」へ就職。3年半の実務を経て、デザイン系ポータルサイト「9zaku」を立ち上げる。2004年に帰国、「eight8.jp」などのプロジェクトに参加しつつ、現在はBrandnewtodayでフリーランスとして活動中。

執筆:
「PROCESS OF WEB DESIGN-企画からデザインへ 落とし込みの技術-」


「会社」ではなく「シェアオフィス」という形態をとることについて、どんなところがメリットですか?

そうですねー、まず挙げられる点は、複数人でブレストなどを通して意見を言い合い、切磋琢磨することで、よりよい仕事ができることですかね。一人で案件を担当するのに比べて刺激があります。私の経験上、デザイナが家にこもって作業するのは最悪ですし、限界がありますからね。あと経験や男女差など含め、それぞれの得意分野で協力し合えるのも良い点かな。体調不良や突発的なアクシデントが合った場合も含めて。リスクを回避しやすい点もメリットですよね。ランニング費用(光熱費など)がシェアできるのもいいところかな。

逆にデメリットはありますか?

うーん、ある程度の関係性の下での責任が出てくることですかね。でもこれは良い点といえば良い点なんですよね。というか、仕事をする上では責任がつくのは当たり前のことであったりするし。
あと共同でリスク回避するために行うべき最低限のルールを守る必要性が出てきます。とりあえず事務所に行く、電話対応をする、とか…。だけど、こんなこと気にするほどではないかな。
あえていえば、会社だと会社責任という形が存在するかもしれないけど、ここではあくまで自己責任になってしまうことですね。

デザイナの今後は、どのようになっていくと思われますか?

これからはデザイナというより「何でも屋」ですね。または「○○専門屋」か。もはやセンスだけで対抗できる「デザイナ」という枠では図れなくなると思います。幅広く理解していて、かつできる(プランニング~プログラマ調整~プログラミングまで)か、とにかくどこかを極めているか(Flashが強い、など)が必要になると考えられます。Webを触ったことがないけどディレクタをする、などといったことは7年前くらいのWeb創成期にはありえましたが、今はそんなことなくなってきています。逆にFlash担当者として、「Flashエンジニア」(デザインのわかるプログラマ)が急激に増えつつあります。

デザイナとシステム側との連帯部分についてお聞かせいただけますか?

サーバ側のシステム担当者との切り分けは、
○システム→デザイン  ○デザイン→システム
両方の流れがあると思いますが、ここは“餅は餅屋”、として認識した上ではじめにミーティングをし、どの進行がベストか認識合わせするのが重要だと思います。デザイン側/システム側お互いの仕事の領域を認識し、並行作業は発生しないようにしています。

これからのデザイナに必要なものは?

――― プログラミング

デザイナに求められるものが多様化&レベルアップしてます。
たとえば、アートディレクタと「デザインエンジニア」 に細分化。コーディング担当・SEO担当など境界領域の業務も出てきています。特に「デザインエンジニア」に関しては、JavaScript/Flash(ActionScript)/FLEXなど動的なもの、ユーザーインターフェイスなど、求められるものの範囲が広がり、変化しています。

このようにプログラマとデザイナとが線引きされていたり、またはデザインを他に委託したりという時代はもう終わっていますよね。プログラミングもデザインもコラボレーション化が当たり前。このボーダレス化により工程削減になるだけでなく、余計なクッションがなくなった分よりよい成果物ができると思っています。

そのためにまずPHPのプログラムが書けなくても、最低限の知識として知っておいて、各担当との認識合わせができるようにすることが必要ですね。特に今は制作レベルがどんどん上がっているので、システム、ビジネス含めて多面的に制作フローと実施上のポイントを知らないと、ディレクタ業務も実施できない時代です。ここでPHPなどをやっておくと、これを基点にシステム屋との話ができるようになりますよね。またデザインの発想の壁がテクノロジで左右されないように知っておく必要もあります。大企業での一担当、または特化型のデザイナ以外であればPHPを知っておくことが今後のデザイナとして必須になることは間違いないですね。

だけど、今の日本のデザイナ/プログラマスクールなんかではデザインとプログラムを縦割りしちゃってるんです。
現実は横にできないと仕事にならないのに。これからは教育の場面でもデザインとプログラミングが連携している授業が必要だと思うし、そのほうが実践に出たとき即戦力になれると思うね。

――― 趣味

デザイナに必要というかやってほしいこととしたら、熱中できる趣味かな。熱中できるものがあると閃きのきっかけになる。あと、好きだからこだわる、こだわるから良いものができる、いいものを作れるから仕事が来る、最後はその一線の底力が必要ですよね。

――― 2種類のデザイナ

あと最後に、商業デザイナとアーティストとの差を知っておくことも必要ですね。商業デザイナはクライアントの要望を優先します。一方、独自の世界観を持っていて、そこにコンテンツを当てはめるのはアーティスト。アーティストで生き残れるのはデザイナの中のほんの一握りです。
そういう意味では私たちb2dも「b2dのテイスト」というのを極力排除している、という意味でソリューションであり、商業デザインの領域のプロと考えています。

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受付 2007年9月14日(金)~
開講時期 2007年10月~
実施コース PHP基礎編(通常料金 37,800円/税込)
PHP中級実務編(通常料金 56,700円/税込)
料金 無料
場所 ~8名まで:アシアル株式会社内スクール
~20名まで:弊社指定場所(予定:渋谷近辺レンタルPCルーム)
受講基準 就職・転職またはスキルアップをお考えのデザイナ / ディレクタ志望の方
(プログラマ / SEの方は別途お問い合わせください)
受講審査基準 エントリいただいた後に、SOOQにて就職・転職に関するヒアリングを実施した後に、月20名様まで審査の上受講者を決定させていただきます。
8名に満たなかった場合はアシアル本社にて開講。
主催 株式会社タイレルシステムズ / アシアル株式会社