京都の日本酒おすすめ10選

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京都は酒どころとしてのイメージは低いかもしれませんが、酒蔵数は40以上、出荷量はなんと全国第2位です。
それもそのはず、京都は日本のかつての中心地、歴史を誇る古都です。当然酒蔵も都を中心に集まっていました。今でこそ兵庫県の灘が日本酒の生産地として知られていますが、それまでは京都の伏見が日本最大の酒どころでした。
今回は、京都のおすすめの日本酒を「米へのこだわり」の観点で、有機栽培、自家栽培、契約農家栽培など安全な米作りにこだわる酒蔵の「純米酒」を中心に選んでみました。

京都の日本酒おすすめ10選

月桂冠 ヌーベル月桂冠 純米吟醸 (月桂冠)


京都を代表する、というより日本を代表する酒蔵である月桂冠は、1637年の創業という歴史を誇ります。売上高も兵庫の白鶴酒造に次いで全国で第2位という大手中の大手です。創業からのモットーとして「品質第一」を掲げています。
「月桂冠 ヌーベル 純米吟醸」は老舗月桂冠の新たな一面ということで、ライトスモークのおしゃれな瓶にに入れ、華やかでフルーティな味に仕上げています。
すっきりしたのどごしが特徴なので、冷やして、または常温で飲むのがおすすめです。

玉乃光 純米大吟醸 備前雄町 有機肥料使用雄町100% (玉乃光酒造)


「玉乃光 純米大吟醸 備前雄町 有機肥料使用雄町 100%」は、有機肥料によって栽培された酒造米のみを使い、気品のある香りは華やかに、ふくらみのある旨みを持った最高の一品です。
製造している玉乃光酒造は、1673年創業という月桂冠に並ぶ伏見の老舗酒蔵で、醸造用のアルコールを一滴も加えない「純米酒」だけを造っています。

月の桂 京都・祝米大吟醸 にごり酒 (増田徳兵衛商店)


「月の桂 京都・祝米大吟醸 にごり酒」は、地元伏見の農家と契約し無農薬で栽培した京都の酒造米「祝」を使用しており、フレッシュでにごり酒独特のやわらかい口当たりが特徴です。N・Yの四つ星レストランでも使用されています。
製造している増田徳兵衛商店は、老舗の多い伏見の酒蔵中でも古参の一軒です。1675年に創業し「にごり酒」「古酒」の元祖といわれています。多くの作家たちに愛され、「文人の酒」とも呼ばれています。

初日の出 六友 純米吟醸原酒 (羽田酒造)


京都京北の酒蔵である羽田酒造は、上桂川の伏流水と自社栽培米を使い、手間を惜しまない丁寧な酒造りを続けています。その代表作のひとつである「初日の出 六友(りくゆう) 純米吟醸原酒」は酒造好適米「五百万石」を半分まで磨き、手作業での洗米、木桶による醸造などその伝統的な手法を守って作られました。キレがありながら絶妙な酸味による旨みのバランスがよい、味わいの深い日本酒に仕上がっています。

飯櫃 (丹山酒造)


「飯櫃(ぼんき)」は、甘酸っぱいまるで白ワインのような味わいが特徴の純米酒です。日本酒を幅広い年代層に、特に女性にもっと飲んで欲しいというこの酒蔵の思いが込められた一品です。レモンやライムをちょっと絞って飲むのもおすすめです。
製造している丹山酒造は、京都嵐山の上流に位置する亀岡市の酒蔵で、「酒造りは米作り、米作りは土壌から」というモットーで、無農薬有機米の自家栽培に取り組んでいます。

城陽 特別純米酒 (城陽酒造)


「城陽 特別純米酒」は京都を代表する酒造米「祝」を100%使い、自慢の名水で米の旨みを活かした造りになっています。淡麗でやや辛口の飲み飽きのしない日本酒です。
製造している酒蔵城陽酒造は、京都中心部と奈良の中間に位置し、地元を流れる木津川の伏流水を地下100mから汲み上げ、京都産の酒造米にこだわり手作業、小仕込みで質のよい酒造りをおこなっています。

招徳 純米大吟醸 花洛 (招徳酒造)


招徳酒造は1645年創業、370年以上の歴史を持つ京都伏見の酒蔵です。昭和40年代からは純米酒に注力し、現在はリキュール酒などを除けばすべて純米造りに統一しています。酒造米は契約農家の栽培米をはじめ京都産にこだわり、蔵内の井戸から汲み上げる伏見の名水、酵母も京都生まれの「京の琴」を使用します。「招徳 純米大吟醸 花洛(からく)」もこのオール京都の原材料で醸され、フルーティな香りと京都らしい上品でやわらかな口当たりのお酒になっています。

玉川 純米吟醸 コウノトリラベル (木下酒造)


「玉川 純米吟醸 コウノトリラベル」は、完全無農薬の「コウノトリ育む農法」で特別栽培された酒米を使ってつくられた、淡麗なだけでなく力強さを持った味わい深いお酒です。このコウノトリラベルの売り上げの一部は、コウノトリの野生復帰を応援する「コウノトリ基金」に寄付されています。
製造している木下酒造は、京都京丹後市の酒蔵で、独特な酒造りで知られます。江戸時代の古き良き酒造りを再現し、無添加発酵酒や熟成酒を醸しています。地元の農家と栽培契約し、無農薬の酒造米も使用、自社での精米までもこなしています。

香田 特別純米酒 (ハクレイ酒造)


「香田 特別純米酒」は酒造米の横綱とも呼ばれる山田錦を100%を使い、特別純米酒ながら吟醸酒を思わせる豊かな香りを放っているお酒です。爽やかな酸味のある優しい味わいは日本酒入門者にもおすすめです。常温でも冷やしても、ぬる燗にしても美味しいです。
製造しているハクレイ酒造は、1832年に京都の宮津市で創業され、数多い京都の酒蔵の中でも特に「お米にこだわる」蔵です。使用する酒造米はすべて特別栽培米というこだわりです。

富翁 純米 美肌 (北川本家)

「富翁 純米 美肌」は高精白の米と良質な地下水だけで醸した美容用に作られたお酒です。
「お風呂に入れると湯冷めしにくく、しかも肌にハリと艶が出て綺麗になる」という女性社員の声を元に純米酒を改良して作られました。なんと昭和55年の発売以来から続くロングセラー商品です。洗顔、パック、お肌の手入れ、酒風呂など様々に活用でき、もちろん飲んでもおいしいです。
製造しているのは、京都で創業360年という老舗ながら新しい酒造りに力を入れている酒蔵「北川本店」です。

まとめ

京都のおすすめの日本酒をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
他の産地のもの含め、様々な日本酒をぜひ飲み比べてみてくださいね!

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