BUNDOKの焚き火台BD480がコスパ高すぎておすすめ!実機レビューと網を長持ちさせるコツ

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今回購入した焚き火台「BD-480」は新潟県三条市の日系のメーカーであるBUNDOK(バンドック・社名は株式会社カワセ)が企画し、中国で製造しているメッシュ型の焚き火台です。

バンドックの焚き火台は脚が2分割の折りたたみ式という点が特徴です
3分割できるタイプもありますが、2分割を選んだ理由などもこの記事で解説していきたいと思います。

この焚き火台を選んだ理由

安くてコスパが抜群

なんと言っても2000円ちょいで買えるコスパが最高です!ユニフレームの1/3の値段ですからね。
スポーツオーソリティの店舗で見かけたときは2980円でしたが、使ってみた感想としては、個人的には3000円近いのであれば2000円前後の他の類似品を選んでも良いかなと思いました。2000円なら大満足ですが、3000円になるとコスパが最高に良いとは言えなくなるので、買う店は選びましょう。僕はベイシア(スーパー)のキャンプコーナーで税抜1900円で購入しました。(ネットの店と比べても最安値でした)
ネットだと2300円くらいの店が多いですね。2500円くらいまでなら買うのは有りだと思います。

脚の折りたたみができて収納がコンパクト

BUNDOKの焚び火台BD480レビュー脚が折りたたみ式なので収納時のサイズが44cm!バックパックでソロキャンするときでも中くらいのバックパック(40Lくらい?)であれば余裕で収納できます。
車でキャンプする方には関係ありませんが、ライダーやチャリダー、徒歩でのソロキャンパーなどにはこのサイズは重宝します。

組み立ても簡単

分割されている脚8本を結合し4本の長い棒にし、網の4隅にあるクリップを脚にはめ込むだけ」という超簡単設計ですのである程度暗くなってもすぐ設置できます。
初めて組み立てるときは脚を倒す向きやクリップの指し方に戸惑って3分くらいかかりましたが、慣れれば30秒もかからず設置できます。かなり暗くなっても手探りで組み立てられる手軽さなのはかなりの高得点です。

使用後の灰の処理と本体掃除が楽

柔軟性のある網ですので、使用後の灰を処理するときは端を掴んでバケツや灰捨て場にポイッとするだけで処理が完了します。
また本体もパパっと炭を払って、ウェットティッシュなどで軽くふくだけで火を扱うアイテムとしては十分きれいになります。(脂の出る肉を焼くとかせずに、焚き火だけする前提です)

日本のメーカーなので安心

はじめ焚き火台をamazonで探しましていましたが、この価格帯には類似商品が多すぎてはっきり言って探し疲れました。amazonのレビューも偽造レビューに毒されており、しかも量が多いので読むのも大変です。疲れました。
BUNDOKの焚き火台はmade in Japanではなく中国製ではありますが、メーカー自体はユニフレームやスノーピーク、キャプテンスタッグなどが拠点を構える新潟の燕三条エリアで創業した純然たる日系企業ですので、そのへんのわけわからん中華メーカーよりは信用できるだろというふわふわした気持ちで選びました。

他の人にとってはメリットになるかもしれない点

僕にはあまり響かないポイントでしたが、他の人にとっては選ぶときのポイントになるかもしれない点を挙げていきます。

燃焼効率が良いため、よく燃える

よく他の方が述べているメリットとしては、網の上で薪を燃やすタイプの焚き火台ですので当然空気がよく通ります。そのため薪を完全燃焼させ、燃え残しが無いようにすることができます
僕はバケツや灰捨て場がある場所でしかキャンプしないからあまりメリットに感じませんが、灰捨て場が無いような環境で焚き火をされる方にとってはとても良いメリットだと思います。

収納袋に焚き火用品を入れれる

バンドックの焚き火台はくるくる丸めた網の中に脚を入れて、それを収納袋に入れるという設計になっています。丸めた網に脚を入れてもまだ十分なスペースがありますので、ここにトングなどが収納できます。
僕はトングが収納袋の44cmより長かったためトングは入らず、念の為の着火炭も入らなかったので残念ですが、中くらいのトングや平らな着火剤などであれば十分入ります。

製品レビュー

では実際に購入してみた製品のレビューをしていきます。

開封

開封時は袋に入っている状態で梱包されています。
検品しないのであればそのまま出かけれます。
BUNDOKの焚び火台BD480レビュー

袋は丸められて収納されています。
BUNDOKの焚び火台BD480レビュー

ポールは2分割のため8本と網、説明書が入っています。
BUNDOKの焚び火台BD480レビュー

上部に取り付けるポールが少し細くなっており、それを下部土台のポールに差し込んで取り付ける感じです
BUNDOKの焚び火台BD480レビュー

下部の土台はポールを束ねる金具にアルミのリベットで取り付けてあります。
僕のものは1本緩んでいました。ボルト式なら自分で締めれたのに…。
BUNDOKの焚び火台BD480レビュー

組み立て

組み立ては簡単です。慣れれば30秒もかかりません

まず土台となるポールを展開させます。
交差させようとするとうまく組み立てられません。すべて同じ向きに出していくようにしましょう

この向きにになればOKです。

土台を展開したら、上部ポールを差し込みます

次に網を上部ポールに固定します。
網の四隅がクリップのようになっているので
BUNDOKの焚び火台BD480レビュー

クリップをつまみ、ポールの中に差し込みます。
BUNDOKの焚び火台BD480レビュー

向きはこちらではなく
BUNDOKの焚び火台BD480レビュー

こんな感じではめ込みます
BUNDOKの焚び火台BD480レビュー

完成!はじめは手間取って3分位かかると思いますが、1度やればすぐ組み立てれるようになります。
BUNDOKの焚び火台BD480レビュー

重さ

重さは網が171g
BUNDOKの焚び火台BD480レビュー

上下ポールで722g
BUNDOKの焚び火台BD480レビュー

網+ポールで893g
BUNDOKの焚び火台BD480レビュー

袋入で969gでした
BUNDOKの焚び火台BD480レビュー

使ってみて気になったマイナスポイント

足が1脚緩かった

脚をまとめるための金具がアルミのリベットでの固定だったのですが、購入時から1本緩んでいました。リベットではなくナットとボルトでの固定であれば自分ですぐ閉めれたのになという感じです。
ネットのレビューを見てもこの脚の不具合が一番多いみたいですね。僕の場合は他の3本に比べ少し緩いかなという感じで、返品交換するのも面倒だったのでそのまま使ってしまいましたが、設置したら気にならないレベルでした。

バッグのチャックの間口が小さく収納時にひっかかる

収容時にバッグに若干入れづらいです。コンパクトさを追求しているためか、バッグにピチッと入るサイズになるため収納時にほんの少しだけ手間取ります。
チャックの間口がもう少し広ければ良かったなと思いました。
ただまあ気になるなというレベルですので、そこまでのマイナスポイントではありません。

バックパックに入れて歩くと中でカチャカチャいう

バックパックに縦にして入れてキャンプ場まで行ったのですが、丸めた網に入れた脚同士が当たってカチャカチャいったので少し気になりました
バッグを横にして収納する車移動の方の方などは気にならないと思いますが、徒歩でキャンプ場に行くソロキャンパーの方などはベルクロ(マジックテープのファスナー)のようなもので脚を固定しておいたほうが良いと思います。(以下のようなものです。100均でも売っています)

網の耐久性が弱く、消耗品になってしまう

僕はまだ網を替えていませんが、網は10〜20回程度しか使用できないようです。
そして替えの網も本体価格を考えると高いです。500円くらいなら良かったのですが、どうも1000円くらいするようで、本体価格2000円と考えると替えの網に1000円かぁ〜と思ってしまいます。
なおこの記事の下部に網を長持ちさせるコツを載せていますので、ぜひ読んでみてください。

単体では物を置けず、料理には使えない

この商品だけではないですが、メッシュ式の焚き火台は料理には使わないほうが良いと思います。
「ケトルも網に乗せれる!大丈夫大丈夫!」という声もネットにありましたが、無理な使い方して網が破れるか脚が折れてケトルが倒れてきてやけどしたらどうするんだ?と思いますね。ソロであれば自己責任ですみますが、同行者がいる場合は網に薪以上の荷重をかけるのはやめておいたほうが良いと思います。
スタンドを使うとしても湯くらいは湧かせるかもしれませんが、料理は火力の調整が難しいため向きません。

ネットで調べたありがちな初期不良

他の人の不満点をamazonと楽天で探してみたところ、以下のような不具合がある方が多かったですね。

脚のリベットがゆるい

僕もマイナスポイントで挙げた、「脚を結合する部分のリベットが緩かった」という指摘が多かったです。他の人も1本だけゆるいという方が多かったので、仕様なのかなと疑ってしまうレベルですね。
ただ使ってみた感じ、少し緩いだけであれば使用に差し障りはありませんでした

脚のポールに破損があった

脚のポールにクラック(割れ)があるという方もいたようです。すぐ見てわかる初期不良なうえ、交換しないと使えないのは確定なのですぐ返品交換しましょう。

収納袋が破損している

バッグ自体やバッグのチャックが破損しているという声も見られました。これも検品必須です。

部品が足りない

8本ある脚が4本しか入っていないなかったというレビューもありました。これは品質以前の問題ですね。

買ったらまず検品しよう

ここに挙げた点はいずれも初期不良ですので、初期不良がなければかなり高評価な商品という感じです。
僕の焚き火台も脚が1本緩かったので、到着後の検品は必須な商品となっています。また返品交換の可能性もあると考えると、ネットでの購入ではキャンプギリギリの日程で注文すべきではないかなと感じました。店頭で購入する場合は購入前もしくは購入後その場で検品したほうが良さそうです。
購入後は前述の4点が問題ないかチェックしましょう。

使い方の注意事項

せっかくだし、網は長持ちさせたいという方は以下の点を守って使用しましょう。

網を折りたたまない

網は金属製というのを忘れないようにしましょう。折りたたんだら折れめ部分の網が金属疲労で破れていくのは当たり前ですよね。
収納するときは丸めて収納、これを守るようにしましょう!
ちなみに3分割のものを選ばなかった理由に、この「網は丸めて収納」という点があります。せっかく買ったなら長く使いたいですもんね。

焚き火終了時に網に水をかけない

焚き火を終了するときは、薪が完全燃焼するのを待つか、燃えている薪をそのまま炭消し壺か消火バケツに突っ込みましょう。網に水をかけてしまうと熱せられている金属網が急激に冷えて網が硬化してしまい、柔軟性が失われてしまいます。そのため網が割れやすくなります
焚き火が終わったあとの網は自然に温度が冷めるのをまちましょう。

ジェル系(液体)の着火剤を使用する場合は網に直接置かない

焚き火の際にジェル系の着火剤をご使用の方は、ジェルを直接網に置かないようにしたほうが良いようです。新聞紙等の上に着火剤をおいて使用しましょう。
もしくは木炭粉などが原材料の固形着火剤などに着火剤を切り替えてしまうのもおすすめです。

完全燃焼するが灰は落ちるのでスパッターシートなどが必要

また網とは関係ありませんが、こちらの焚き火台はメッシュ素材のため薪を完全燃焼できますが、多少の灰は落ちてきますのでマナーとしてスパッターシートを敷きましょう。大きめのお盆などでも代用できます。

総合的には買い 初めての焚き火台におすすめ

さて長くなってしまいましたが、この焚き火台は十分おすすめできる商品だと思います。特に「まだ焚き火台を持っておらず、最初の1台目を探している」という方におすすめです。
なんと言っても安いですからね。あまり考えずに、とりあえず1台買ってみるかと言える金額なのが嬉しいです。

なお他の中華製のメッシュ式焚き火台と迷っているなら、迷わずこれで良いと思います。中華製の類似品の製品レビューは魑魅魍魎ですので探している時間が無駄になってしまいます。

では長くなりましたが、BUNDOKの焚き火台は本当におすすめですので、焚き火ライフを楽しんでみてください!

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