近年様々な食文化が広がりつつあります。
その中のひとつが「ヴィーガン」です。
海外ではメジャーなヴィーガンですが、日本ではまだまだ認知度が低いように感じます。
今回は、そもそもヴィーガンとは何か、ヴィーガン料理が家でもつくれるレシピ本など、ヴィーガンについてご紹介したいと思います!
ヴィーガンとは
ヴィーガンとは、完全菜食主義者のことです。
菜食主義者というとベジタリアンをイメージされるかと思います。
実は、ベジタリアンには食べられる食材の基準によって様々な種類の菜食主義者がおり、その総称を「ベジタリアン」といいます。例えば、卵は食べられる「オボ・ベジタリアン」、乳製品は食べられる「ラクト・ベジタリアン」などです。中には動物肉は食べられないけど魚はOKといったタイプのベジタリアンもいます。
ヴィーガンはそんなベジタリアンの一種で、完全菜食主義なので「ピュアベジタリアン」と呼ばれることもあります。ヴィーガンは卵や乳製品、はちみつなどを含む動物性の食品は一切食べません。中には食生活だけでなく、毛皮など衣食住全てに動物性のものをさけるタイプ(エシカル・ヴィーガン)の方もいます。
ヴィーガン生活をはじめようと思っても、卵や乳製品などの動物性食品が一切NGとなると、なかなかどのように調理していいか悩んでしまいますよね。気づけばサラダばかり食べてるなんてことにもなりかねません。
そんな方におすすめなのがレシピ本です。
ヴィーガンの専門家たちのレシピはどれも本当にヴィーガン料理?!と驚いてしまうようなものも多いので、料理のバリエーションが一気に増えます。
以下では、ヴィーガン&ベジタリアン向けのレシピ本のおすすめをご紹介します。
ヴィーガン&ベジタリアン向けのレシピ本おすすめ10選
VEGE BOOK Eat Your Vegetables!
東京を代表するヴィーガンカフェ「カフェエイト」のレシピ本です。
「Eat Your Vegetables!(ちゃんと野菜を食べなさい)」はオープン当初からのキャッチフレーズで、お母さんが食卓で発する家族の健康を気遣う優しさに溢れた一言をイメージしています。
スープからメインディッシュ、デザートまで35種類のレシピが掲載されています。
またこの「VEGE BOOK」はシリーズ化されており、全4冊でています。
VEGE BOOK1は基礎編、VEGE BOOK2は実践編、VEGE BOOK3はヴィーガンデザート、VEGE BOOK4はヴィーガン和食に特化したレシピになっています。
菜菜ごはん
ベジタリアン料理教室を主宰しているカノウユミコさんによるレシピ本です。
肉、魚、卵、乳製品などの動物性素材、砂糖、だしは使用せず、野菜や豆、穀物、海藻、こんにゃくなどの植物性素材だけを使用した料理は、どれもシンプルかつ素材の個性を新発見できる味わいで美味しいです。
菜菜ごはんのシリーズは、菜菜ランチ、菜菜スイーツ、菜菜おつまみなど多数出版されており、人気があります。
PEACEFUL CUISINE ベジタリアン・レシピブック
YouTubeチャンネル「Peaceful Cuisine」のレシピ本です。
Peaceful Cuisineは登録者数100万人以上の人気チャンネルで、ビーガン料理をメインで紹介しています。映像がおしゃれで思わず見入っていまいます。
これまで紹介してきた200以上のレシピの中から厳選した65種類のレシピが掲載されています。Peaceful Cuisineの世界観がそのままで、写真もとても綺麗なので、作りたくなる意欲がどんどん湧いてくる本です。
ただしフォトブックの要素が強く、レシピの詳細な工程の説明はないので、YouTubeと一緒にチェックしましょう。
無国籍ヴィーガン食堂「メウノータ」の 野菜がおいしい! ベジつまみ
東京・高円寺にあるヴィーガンカフェ「メウノータ」のレシピ本です。
植物性の食材だけだとどうしても料理に旨味やコクが出にくかったりしますが、コツをつかめば美味しくつくることができます。
ベジアンチョビオイル、豆乳リコッタチーズ、ヴィーガンバター、野菜のパテ等、旨味もコクもしっかりあってお酒に合うメウノータ流ベジ料理のレシピが多数掲載されているので、晩酌などにおすすめです。
疲れた胃腸を元気にする週末ビーガン野菜レシピ
ヴィーガン料理は食材に色々制限がかかるので若干面倒に感じる方もいますよね。
そんなとき、毎日は難しくても週末だけなど自分のペースで取り入れられるように作られたレシピ本です。
主菜、副菜、ごはん、スイーツまで75種類のヴィーガンレシピがフルカラーで掲載されています。
使っていい食材、使ってはいけない食材が◯×形式で選別してあるので参考になります。
パーティーやさい飯
菜食&オーガニックなパーティーのためのレシピ本です。
菜食レシピだからといって物足りなさなどは一切なく、ベジタリアンもノンベジタリアンも一緒に楽しめるレシピになっています。
著者のへるし〜どいさんは、慢性的な体調不良からなんとなくベジ&オーガニックな生活に切り替え、以来、医療費・薬代は15年以上0円という記録をもつ方で、渋谷区を中心にベジ&オーガニックな交流パーティーを多数主催しています。
VEGE&SPICE 野菜、スパイスで 世界の菜食ごはん
野菜の美味しさをスパイスで引き出すレシピ本です。
様々な国のヴィーガン料理が紹介されているので、他のレシピ本と比べても目新しく感じるレシピが多いです。手順なども簡潔にわかりやすく説明されているので、心配はいりません。
スパイスが好きな方、違う料理でスパイスを買ってみたものの他の使い道に困っている方、ヴィーガンではないけど野菜をいっぱい食べたいという方にもおすすめしたい一冊です。
ブッダボウルの本
ブッダボウルをご存知ですか?
野菜、フルーツ、穀物をひとつのボウルに入れて食べる、一言でいうと「菜食丼」です。モデルやクリエイターなどの間でInstagramから話題になり、ヘルシーなのに目も舌も胃袋も大満足と人気に火がつきました。
そんなブッダボウルの人気店である「Marideli」のマリさんによるレシピ本です。このレシピ本で、20種類のブッダボウルを自宅で作ることができます。
VEGAN BREAD 白砂糖・卵・乳製品を使わないパンづくり
ヴィーガンのためのパンのレシピ本です。
ヴィーガンは動物性の食材を使うことができないので、パンを作るのにも卵・バター・牛乳などの乳製品は一切使用できません。豆乳やなたね油などの植物性の食材を代わりに使用してパンを作ります。
著者である朝倉みちよさんは天然酵母パンやヴィーガン料理の教室を開いている方なので、本の解説もとてもわかりやすいと評判です。
菜食菓子店 オイル、スパイス、ハーブで作る大人のクッキー。
先に紹介したパンと同様に、ヴィーガンはお菓子をつくるのにも卵・バター・牛乳などの乳製品は一切使用できません。
未精製の砂糖やシロップ、スパイス、ハーブなどを使って、菜食の人もそうでない人もみんなが一緒に楽しめる美味しいスイーツを作れるレシピを紹介しています。
クッキーがメインですが、ケーキやマフィンのレシピもあります。クッキーはハーブやスパイスの香りが高く、素朴で優しい味が癖になり、おすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
ヴィーガンの方はもちろん、最近野菜が不足気味の方にもヴィーガン料理はおすすめです。
ぜひ作ってみてくださいね!