缶詰といえば、かつては非常食で「保存性は良いが、味はいまひとつ」という評価が一般的でした。
ところが最近ではメーカーの努力もあり、まるで調理したての料理かと思うような高品質な缶詰が増えています。
その魅力は、缶詰をつまみにお酒をのむ「缶詰バー」「缶詰バル」といったお店も全国的にオープンするほどです。
缶詰をつまみに一杯というと、自宅での晩酌にもぴったりですよね。
でも、無数にある缶詰の中から選ぶのは大変です。
今回は、お酒のおつまみにぴったりなおすすめの缶詰を、それぞれの特徴などとともに紹介します!
おつまみにぴったりの缶詰おすすめ9選
やきとり たれ味(ホテイフーズ)
おつまみの定番のひとつが「やきとり」でしょう。
ホテイフーズのやきとりの缶詰は、おつまみ用の缶詰の定番中の定番ともいえる人気商品です。
中でも一番人気が「たれ味」で、炭火でほんの少し焦げ目も感じさせる焼き上がりの鶏肉と、甘口の濃厚なたれが見事な調和を見せてくれます。
ビールや日本酒にピッタリのおつまみですが、ごはんの上に乗せた「焼き鳥丼」を家庭で楽しめるのも、この缶詰のおすすめポイントです。
ホテイフーズの公式ページでは、缶詰をつかったレシピが公開されているので、缶詰をそのまま楽しむだけでなく、アレンジして楽しむことができるので、缶詰活用の幅も広がりそうです。
おいしい缶詰 牛ほほ肉の赤ワイン煮(明治屋)
ちょっと贅沢なグルメ缶詰が食べたいときにおすすめなのが、明治屋の「おいしい缶詰」シリーズです。
その中でも特に赤ワインのおつまみにぜひおすすめしたい一品が「牛ほほ肉の赤ワイン煮」です。
柔らかい肉質とほどよい脂で煮込み料理に最適な牛のほほ肉を、赤ワインの効いたソースでじっくり煮込んでいます。
赤ワインのおともに、バゲットと一緒に食べればまさに本格フレンチの世界を気軽に味わえます。
おいしい缶詰 プレミアムほぐしコンビーフ (粗挽き黒胡椒味)(明治屋)
先に紹介した「牛ほほ肉の赤ワイン煮」と同じ、明治屋の「おいしい缶詰」シリーズの「プレミアムほぐしコンビーフ (粗挽き黒胡椒味)」もやはりおつまみにぴったりです。
余分な脂が固まっていないため、缶を開けて箸で少しほぐせば、すぐに柔らかさを取り戻しふんわりとなります。
肉の旨みと黒胡椒のアクセントがほどよいバランスで、ビールやワインによく合います。
マヨネーズと和えてクラッカーや野菜に乗せて食べるのもおすすめです。
缶つまプレミアム 広島かき 燻製油漬け(K&K)
「缶つまプレミアム」は、K&Kの缶つまシリーズの中でも特に国産原料にこだわったものです。
「広島かき 燻製油漬け」は、広島産の牡蠣のむき身を桜のチップでじっくり燻しました。牡蠣のもつ旨みに燻製の香りが相まって、お酒のおつまみに最適な一品に仕上がっています。
お酒は特にアイルランド産のスコッチが抜群の相性をみせてくれます。
さらに日本酒やワインでもおいしくいただける、これこそ「おつまみ専用の缶詰」といえるでしょう。
だし巻き缶詰(mr.kanso)
「mr.kanso(ミスターカンソ)」は大阪を中心に全国に展開する缶詰バーです。
そのmr.kansoのオリジナル缶詰で、人気ナンバーワンが「だし巻き缶詰」です。
京都老舗の食品メーカー「吉田喜」とのコラボレーションによって作られ、国産卵を使用し一つ一つ丁寧に焼き上げた京風本格だしの効いただし巻き玉子を、ひとつひとつ手詰めで缶詰にしています。
実際に開缶してみると、そのふっくらした仕上がりに驚きます。
缶詰から取り出して電子レンジで少し温めたものを日本酒のお燗に合わせる食べ方がおすすめです。
少しポン酢を垂らすのも、卵の風味が引き立ち絶品です。
天の橋立オイルサーディン(竹中缶詰)
日本三景の「天の橋立」で有名な京都丹後地方の宮津市にある「竹中缶詰」が販売する人気の缶詰が「天の橋立オイルサーディン」です。
京都丹後近海で捕れた新鮮な金樽真イワシを、全て手作業で加工しています。
そのため、缶詰を開けた瞬間にその中のイワシがきれいに並べられているのに驚きます。
原材料も「いわし」「綿実油」「食塩」「月桂樹の葉」のみ。
特に「綿実油」を使用しているため癖の少ない上品な味になっています。
めんツナ(鱈卵屋)
鱈卵屋(たららんや)は明太子のトップメーカー「ふくや」が展開する卸用ブランドです。
その鱈卵屋の人気商品が「めんツナ」です。
めんツナのベースとなるのはキハダマグロのフレーク、いわゆるツナですが、それを明太子の味作りに欠かせない秘伝の漬け込み液に浸し、たらこの旨みや上質な唐辛子の辛みのバランスのよい味に仕上げています。
そしてたっぷりのたらこが加わって「めんツナ」ができ上がります。
そのまま食べてもおいしいおつまみになり、もちろんご飯との相性も抜群です。
うまい鯖味噌煮(SSKセールス)
魚の缶詰はいかに良質な魚を原材料にできるかが味の決め手になります。
SSKの「うまい!鯖味噌煮」は、工場近くの港で目利きの担当者が厳選した鯖を買い付けています。
味付けのポイントは地元仙台の老舗醸造メーカーである「ヤマカノ醸造」の無添加仙台赤みそです。
骨まで食べられるほど柔らかくなった鯖の身に赤味噌の風味と旨みが浸み込んだ、まさに日本料理店で出されるような鯖の味噌煮に仕上がっています。
イカの墨煮(PESCAMAR:輸入者アシストバルール)
「イカの墨煮(PESCAMAR)」はスペイン原産の輸入缶詰ですが、パッケージに「日本酒・焼酎によく合う」と表記があるようにお酒のおつまみ用の缶詰です。
イカの墨煮は、スペインの中でも美食で知られるバスク地方の名物料理で、食べやすくカットしたイカを旨みたっぷりなイカ墨とガーリックオイルでじっくり煮込み、スパイスでアクセントをつけています。
その味はスペインからのものながら、見事に日本酒や焼酎にマッチします。
パスタソースやピザの具材にするのもおすすめです。