蜂蜜酒とは
皆さんは蜂蜜酒をご存知でしょうか？
蜂蜜酒とは、はちみつと水に酵母を加えてつくった醸造酒です。
英語で「ミード(mead)」や「ハニーワイン(Honey Wine)」と呼ばれる蜂蜜酒は、実は世界最古のアルコール飲料と考えられています。その起源はワインよりもさらに古く１万４千年前まで遡り、狩人がクマなどに荒らされた蜂の巣に溜まっている雨水を偶然飲んだのが始まりと言われています。
蜂蜜酒はハネムーンの語源にまでなるほど世界の文化や宗教と密接なつながりを持ち、現在でも古今東西の人々から愛され続けています。
今回はそんな奥深い世界の蜂蜜酒セレクションからおすすめの10選をご紹介いたします。
蜂蜜酒の選び方
蜂蜜酒は「ハニーワイン」と言う名の通り、まるでワインかのように甘口から辛口まで味わいが様々です。甘口は食前酒や食後酒に、辛口は甘すぎないので様々な料理に合います。
ミードは基本的には「甘口か辛口か」の好みで選ぶようにしましょう。また、クローバーの蜂蜜、レンゲの蜂蜜、ハーブの蜂蜜といったように蜂蜜も種類によって味が異なるように、蜂蜜酒も蜂蜜の味の影響を受けます。なので、何の蜂蜜を使っているかで、蜂蜜酒の雰囲気も変わります。
度数は平均して12%前後ですが、10%未満から75%と幅広いです。アルコールが苦手という方は度数を確認してから飲まれるのがおすすめです。
蜂蜜酒のおすすめ１０選
天狗舞ミード
日本酒「天狗舞」でお馴染みの車多酒造が作った蜂蜜酒は蜂蜜・ロイヤルゼリー・米麹を原材料として使用しており、ほんのりと酸味がかった仕上がりになっています。日本人の口に合わせた柔らかい口当たりは、さながら梅酒の様な感覚です。食前酒や食後のデザート酒として楽しんでみてください。
おしゃれな瓶ですので、ギフトにもおすすめです。
シュシェン メルモール
フランス・ブルターニュ地方では蜂蜜酒を「シュシェン」と呼んでいます。シュシェン・メルモールはこの地方の老舗ミードメーカーが製造する代表的な蜂蜜酒です。
レトロなラベルのデザインがなんともオシャレ。
琥珀色も若干濃く、フレーバーもしっかり甘め。フランス・ブルターニュのエスプリを感じさせてくれます。
蜂蜜は混合花蜂蜜、そば花蜂蜜、ひまわり花蜂蜜を使用し、アルコール度数は13％です。
山田養蜂場 蜂蜜酒ミード
はちみつブランドで有名な山田養蜂場がこだわり抜いてセレクトした、ドイツ・クリッシャー社の蜂蜜酒です。完熟した蜂蜜とドイツ・アイフェル火山地方に湧くミネラル豊富な水を使用して発酵させたこちらの蜂蜜酒は、蜂蜜の芳醇な香りとやさしい甘さが特徴で、数々の賞を獲得しています。アルコール度数は12〜13％で酸化防止剤不使用です。
様々な料理に合い、炭酸水で割って飲むのもおすすめです。
ドクターディムース カトレンブルガー ハニーワイン
ドクターディムース社の本拠地にちなんで“カトレンブルガー”の名称がつけられているこの蜂蜜酒は、ドイツ農作物協会コンクール（DLG）で金賞を受賞したほどの逸品です。
上質な甘口の白ワインのように、後を引かないさらりとした甘みとさっぱりとした味わいが特徴で、大変美味しいと評判です。
蜂蜜酒が初めてという方にも飲みやすいのでおすすめです。
菊水酒造 スパークリングミード HONEY MOON
高知県にある菊水酒造が手がける「ハネムーン」はその名の通り、お祝いのお酒として、幸せのシンボルであるクローバーの蜂蜜からうまれた蜂蜜酒をスパークリング仕立てにアレンジしています。
シュワっとした爽やかな口当たりと飲み終わった後のほのかな風味は、まるで上品なシャンパンの様に素敵な高揚感を覚えます。
是非とも生ハムやチーズと一緒に召し上がってみてはいかがでしょうか。
アルコール度数は11%です。
バーソロミュー フォレストミード
辛口の蜂蜜酒をお求めの方にはこちらがおすすめです。
西オーストラリアの南端デンマークに位置するバーソロミュー社で作られる蜂蜜酒は、ユーカリの蜂蜜を使い、ワイン職人でもあるオーナーの手によって淡麗で洗練されたクリアな辛口の味わいに仕上げられています。お魚系からスパイシーなエスニックフードまで実に幅広いコーディネーションが楽しめる大人な蜂蜜酒です。
バーレンメット ミード
ドイツのバーレンメット社で作られる蜂蜜酒は非常に濃厚な蜂蜜の甘さと後味が特徴です。黒糖梅酒に特徴が似ていると言われる方も多く、スパークリングウォーターで割ったりレモンを絞っていただいたりと様々なバリエーションを楽しむことができます。また寒い季節には温めても十分お楽しみいただけます。
アルコール度数は15％と若干高めですので飲み過ぎにはご注意ください。
インターミエル ミード シュシェン
カナダ・ケベック州のインターミエル社の蜂蜜酒は、りんご果汁8、蜂蜜2の割合で併せてオーク樽で6か月間醸造したもので、ブルターニュの伝統的製法にならい、本来の歴史ある蜂蜜酒を再現しています。2013年には品評会でもゴールドメダルを受賞した一品です。
蜂蜜とりんごの相性は抜群に良く、トニックで割るとシードルの様なサラッとした甘酸っぱい味わいがプラスされます。
アルコール度数は15％と若干高めです。
まとめ
おすすめの蜂蜜酒を紹介してきましたが、いかがでしたか？
先にも述べましたが、蜂蜜酒はハネムーンの語源とも呼ばれており、結婚祝いなどにもおすすめです。
ぜひ自分好みのお気に入りの蜂蜜酒を見つけてみてください！
